世間は大転職時代と言われています。
しかし、仕事の年収には満足、人間関係も悪くはない。
そんな状況でも転職はすべきなのか?
悩む方も多いと思います。
結論、転職しなくても転職活動をすることはおすすめします。
理由は市場価値がわかる、現職との待遇面での比較がわかるからです。
私は過去4回の転職経験で転職をしたこともあるし、現職に残ったこともあります。
過去の体験談を踏まえて転職すべきか、しないべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
転職活動のメリット

現職との待遇面の比較
基本給、福利厚生、残業時間など現職との違いがわかります。
現職の方がよかったり、すごい大変な職場だったのかと捉えることができます。
働きながらはリスクは低い
働きながらであれば収入はなくなりません。
転職活動を辞めたとしても生活に困ることはないのでリスクは低いです。
仕事の棚卸しができ、明確になる
転職活動をしていて思うことは仕事の将来性や自分が何をしたいのか?という深堀りができることです。
もちろん今の会社で振り返りなどは行いますが、面接や求人をみているときに自分を客観的にみることができます。
転職活動のデメリット

時間
転職活動には時間がかかります。
すぐ決まるケースもありますが、どこでもいいと思わない限りは短くても3ヶ月くらいはかかります。

長いと2年かかかる人もいます
私も最長1年半かかったことがあるので働きながらだと時間はかかるものだと認識しておきましょう。
お金
面接交通費、職務経歴書、履歴書、履歴書に貼る写真代、2社面接した場合の昼食代などお金がかかります。
定期券を持っていない場合、1日で1000〜2000円はかかるので活動をすればするほど出費が増えます。
車通勤時代の転職活動の際は、面接が入る度に交通費がかかったのでお財布にはきつかったです。
職場に転職活動がバレる
自分から転職活動をしているのを話さない限りは職場にバレる可能性は低いです。
しかし、面接が入る度に仕事を休むことを繰り返していると怪しまれる可能性は高いです。

時間とお金は失いますが、自分の現状がわかるのはコストパフォーマンスはいいと過去の経験から感じます
おすすめの転職活動方法は転職エージェントの利用

転職活動をするなら転職エージェントの利用がおすすめです。
ほとんどの転職エージェントは無料で利用できます。
無料で求人紹介、書類添削、面接対策、調整、内定後の年収交渉など幅広くサポートしてくれます。
過去の仕事の深堀り
自分の中で過去の仕事内容や自己分析はなかなかできてないことが多いです。
転職エージェントは客観的に自分の過去の仕事内容を深堀り、棚卸しをしてくれ、気付かせてくれます。
非公開求人の紹介
転職エージェントが扱う求人は転職サイトには載っていない、いわゆる非公開求人を扱っていることが多いです。
非公開求人だからこそ、採用を考えている企業はよりいい人材を求めているため、優良企業が多い傾向にあります。
面接調整、対策
転職エージェントが面接調整や過去の質問事例を共有してくれるのはかなり大きなメリットです。
自分からは言いにくい勤務時間外や休日の面接対応もお願いすれば叶えてくれることもあります。
また、最近主流になったリモート面接も車の中でも対応OKの企業もあるので、なかなか相談しにくい内容も代行してくれる部分は心強いです。
各業界のエキスパート
転職エージェントも各業界に詳しい方々がたくさんいます。
転職エージェントサービスに登録する時に、職種や業界を登録するので、自分に合った経験豊富な転職エージェントが担当になることが多いです。
共感してくれることが多いので自分が希望していない業界や職種の求人は紹介されにくくなります。
的確なアドバイスがもらえる
面接対策、書類添削などをしてくれるのは大きいです。

転職活動を始めてした時に作成した職務経歴書が酷すぎて全て修正されたことがあります
しっかり添削してくれたからこそ2回目以降の転職活動の書類通過率は大きく差がでました。
修正された時の恥ずかしさはありますが、将来の仕事が決まることを考えたらしっかり書類添削をしてもらう重要性を感じました。
転職エージェント利用の注意点

全て言われた通りにするのは注意
転職エージェントはボランティアではありません。
求人を紹介し、内定をもらえた企業から約3割程度の紹介料をもらう形態なのと、個々の目標数字があるので、時に内定がでやすい企業を紹介してくるエージェントも中にはいます。
エージェントのアドバイス全てを鵜呑みにせず、自分の軸をしっかりと持ち転職活動をするようにしましょう。
担当者変更制度もある
あまりに執拗に紹介してくる場合、担当者を変更ができます。
転職エージェントのホームページのお問い合わせか各エージェントの窓口にメールか電話で伝えましょう。
過去に相性が合わなかった担当者がいた時に、勇気を出して担当変更をお願いしたら変更してくれたので担当者で悩んでいる人がいたら連絡してみましょう。
転職する気持ちがない場合は事前に伝える
転職活動が前向きではない場合は正直に転職エージェントに伝えましょう。
その分転職エージェントの中での対応の優先順位は下がってしまいますが、お互いの時間を無駄にしないためには早めに伝えることも重要です。

最初の面談の時に伝えましょう
利用するなら夏か冬
夏か冬はボーナスをもらってから退職する人が多いので、求人数が多くなりがちです。
企業も積極的に採用してるので始める時期は、夏か冬のほうがおすすめです。
転職をした方がいい人の特徴

精神的に辛い、人間関係
転職理由に多いのが人間関係です。

私も人間関係が原因で転職をしたことがあります
人間関係が辛いと毎日会社に行くことが辛いし精神的にも辛くなります。
人間関係が辛すぎてしまうとなかなか元に戻すことが難しいので、 少しでも違和感を感じるのであれば早めの転職活動をおすすめします。
セクハラ、パワハラ
ハラスメント問題は今まではセクハラのイメージが強かったです。
最近はパワハラなども多いのでそういった環境であれば即転職を考えた方がいいでしょう。
法律が関わりますが、ハラスメントが日常的にある会社では転職を強くおすすめします。
子育てのバランスを重視したい
子供がいると仕事と子育てのバランスが非常に重要になってきます。
残業が多い会社に勤務をしていると保育園の送迎時間に影響が出たり、子供と過ごす時間も減ってしまいます。
仕事の時間は明らかに長いようであれば給料は下がってもいいから勤務のバランスを優先して行う事も大事です。
現職スキルで年収アップの可能性
転職活動しないとわからない部分の一つとして今までの経験が高く評価され、年収アップの可能性のある人も多くいます。
高いスキルを持っているのにそれに見合った年収でないと損をしていることがあるので年収アップの可能性があるのであれば転職を考えてもいいでしょう。

転職活動しないと分からないことなので重要さを感じます
転職活動に関するQ&A

めんどくさい、資料作成
転職をしたことない人に聞くと1番多い理由がやはりめんどくさいことです。
特に職務経歴書、履歴書の書類作成、面接対策、企業検索などやることが多いです。

仕事をしながら活動するのはすごく大変だと思います
そういう方の味方として転職エージェントがあります。
- 書類添削
- 面接対策
- 求人紹介
- 面接調整
- 内定交渉

転職活動に必要な内容をサポートしてくれるので仕事をしながらでも転職活動はしやすいです
転職する気がなくてもやった方がいいのか?
転職活動は時間とお金は取られますがそれ以外に失うものは基本的にはありません。
よく内定をもらったらそのまま転職をしないといけないというふうに誤解がありますが、内定をもらってから転職するかどうかを考えれば良い話です。
まずは転職活動してみて今よりも待遇面や年収面が良いのか悪いのかの確認ができるので転職活動をすることをおすすめします。
なんとなく転職活動をしてみて内定をもらえたとき


内定をもらえた場合迷った時に考えてほしいことは経験上2つあります
仕事に対して優先順位を決める
やりがいなのか残業時間が少ない方がいいのかなど人によって優先順位が違います。
三つの軸を決めましょうという風に転職エージェントの面談ではよく言われます。
転職の軸があればなんとなく転職活動して内定もらえてもらえた場合、迷うことなく決断がしやすいです。
家族の理解が得られるか
独身であれば一人の決断では済みますが、家族がいる場合は生活もかかってきます。
自分だけの判断で転職することは難しいです。
大幅な年収ダウンによって生活スタイルが変わってしまうケースもあるので、やりたいことを優先し年収ダウンへの道を選ぶ際はしっかりと家族と話し合うことが大事です。
私も IT エンジニアへの転職を考えて年収が200万円下がった時の内定をもらった時は、家族と話し合った結果、そこまで仕事に対する情熱が持てなかったので内定を辞退しました。
明確な答えが出るので家族との話し合いは必要不可欠です。
転職活動をしたけど転職しなかった話

2020年に現在の会社の将来が不安だったので転職活動しました。
転職サイトと転職エージェントに登録して今の仕事に関わる職種(サービスエンジニア)を中心に転職エージェントに求人を紹介してもらいました。
私の場合、年齢(34歳)、転職回数4回に対してスキルが低いという市場価値だったので、年収は現状維持か少し下がるという現実を突き付けられました。
本業としては将来不安ではありましたが、残業も多くなく(月20時間くらい)、人間関係も良好でした。
実際年収としてもそこまで低くはなかったので、転職した後のリスクや時間、家庭、仕事のバランスを考えました。
現状を家族と話し合いの結果、本業を続けつつ副業で収入を増やす結論になりました。
転職活動してみて、年収が実は多くもらっていた、時間、職場環境によってストレスがないケースもあるので転職活動をしての気付きはあるので転職活動をしてよかったと振り返ります。
まとめ:転職活動は年1回はしてみて現状を知ろう

今回は転職すべきかしないべきか悩んでいる方向けに転職する気がなくても転職活動を一度した方がいいと言う内容でした。
転職活動をしなくても年に一度は自分の仕事の棚卸しとして職務経歴書は更新した方がいいと強く思います。
いざ転職活動に力を入れようと始めようとした時に、数年前の出来事の記憶を思い出すことは難しいです。
年に一度、自分がどんな仕事をした、何を目標にやってきた、何のスキルが身についたということが言語化されるので転職活動もしなくても職務経歴書の更新はおすすめします。
また転職エージェントの利用もおすすめします。
一人でも転職活動は無理ではないですが、仕事をしながらだと時間の制約があります。
求人検索、書類添削、面接調整などをサポートしてくれるので心強い味方となります。
転職エージェントも無料で利用ができますので一度登録してみて自分に合うか合わないかを判断してから転職をすることを決めるのでも全然遅くはないです。
何かアクションを起こさないと結局未来は変わりません。
だからこそリスクが少ない仕事しながら転職活動することを一度してみてはいかがでしょうか。

過去に使った転職エージェントの中でいくつか良かったのをまとめた記事があるのでご参考にして頂ければと思います